引越を業者の立場から

 

いずれ引っ越すときのために

家電などを購入する際に気をつけなければならないことがあります。購入するときは販売店が搬入するので、購入した本人は全く気にされていない方が殆どですが、家電の中には重たい物があります。
例えばドラム型洗濯乾燥機(斜めドラム、横ドラムなど)、大きい冷蔵庫、ソファーベッドなどです。
これらはお客様が女性だった場合、私とお客様と2人で運ぶ事になりますので、かなり辛いと思います。マッチョな方でしたらまだ良いのですが、特に階段や段差が多い建物や間口が狭い建物の場合は特にそうです。男性でも辛い場合がございます。友人やご家族が手伝って頂けるのでしたら問題ありませんが、お客様だけの場合はサポートをこちらで手配することにもなります。

引越先を決める際に

引越に持っていく家具、家電が階段などで上げられるかどうか部屋に入るかどうかを事前に調べておくのが大事です。
いざ引っ越すときに入らなかったということがたまにあります。

ベッドの中でも直接足が付いているタイプのベッドは足を外しただけの状態で運ぶのですが、柔軟性が無くアパートの階段や玄関、部屋に入らない事がたまにあります。ソファーベッドもそうです。
引越前の準備

あらかじめお見積もり時に判断しますが、ソファーベッドはかなりのスペースを取りますので荷物の量が多い場合は1台では積めなくなる可能性があります。

マンションなどで、当日荷物を出し入れするときになって管理人さんからエレベータ回りや通路回り床などを事前に養生してくださいと言われることがあります。大手引越専門業者ではないので養生の資材などは積んでおりませんので、当日、その場になって言われても非常に困りますので、出来れば見積の段階で事前にお知らせ下さい。養生の資材はありますが、養生の規模が大きければお断りする場合もございます。
マンションによっては管理者が専用の養生資材を事前に頼んでおいて 有料で使わせるところもありました。

新築のマンションなどで、入居が他の方と重なる場合がたびたびあります。エレベータの使用などで相当な時間がかかることもありますので、事前に分かる範囲でお教え下さい。以前あったことですが、引越先に行ったところ、大手引越業者が沢山並んで順番待ちしていたことがありました。

冷蔵庫は基本的には立てて積まなければならず、標準車で積めるか積めないかを高さで判断しておりますが、殆どの方はなぜかご自分の冷蔵庫の容積を知りません。冷蔵庫によっては低くても大容量の物がありますし、独身の方でも大容量の冷蔵庫を使っている方もいらっしゃいます。お見積もりの段階で冷蔵庫の扉を開けて扉の内側に大きさや容積、重量など詳しく書いてありますのでお見積もり時に容積と高さを記入してください。

荷造りについて
最近以外と多いのがティッシュやトイレットペーパーの段ボールに重たい物を入れる方がいらっしゃいます。これだけは避けてください。本棚の前で書籍を詰めて自分で動かせなくなった方がいらっしゃいます。このような段ボールには衣類程度しか入れない方が良いと思います。しかもこの手の段ボールは材質も弱い段ボールで出来ていますので特に避けて頂きたいと思います。
たまにゴミ袋を利用して衣類を詰める方がいます。2〜3個でしたら良いのですが、数が多くなると非常に積みにくく運びにくいのでできれば避けて頂ければと思います。お部屋と車両の間を全て手で運ぶのでしたらまだ良いのですが、台車を使う場合にはいくつも積めないですし重ねられないですし、滑ります。エレベータであればなおさらです。

特に多いのが、紙製のガムテープです。駄目ではないのですが、引越の場合、これは段ボールのパッキングでも軽い物を積める時だけに使用されるようにしていただければと思います。比較的重い物を積めた場合、段ボールに堅い物が隙間無く入れてあればまだ良いのですが、中に隙間がある入れ方で紙製のガムテープで閉じても持つときに段ボール箱が歪んで簡単に口が開いてしまいます。この場合なるべくでしたら布製のガムテープでパッキングして頂き、さらには下記のようにクロスさせる事でかなり丈夫にパッキングできます。底側にもこの方法でパッキングしますと底が抜けるのを防ぐことができます。基本的なことですが、すでに紙製のガムテープが貼ってあった所にガムテープを重ねて貼ってもすぐに剥がれます。貼ってあった場合は剥がしましょう。



カラーボックスなどにガムテープを貼ると、剥がすときに表面のカラーのシートごと剥がれてしまいます。カラーボックスなどには貼らないようにしましょう。
冷蔵庫の扉や家具の扉などを開かないように止める場合は布製のガムテープを使いましょう。紙製のガムテープは剥がすときに非常に艱難になります。この手間を考えれば紙製と布製の値段の差はたいしたことはないでしょう。古い家具などはガムテープによって表面の塗装が剥がれる場合がありますので隠れた部分で試してから貼りましょう。

===豆知識===
ガムテープについて
一般にガムテープと呼んでいるのは、表面に光沢がある紙製のテープか、布製の手で真直ぐ切れるテープを指すことが多いと思いますが、正しくはどちらもガムテープではありません。前者は「クラフト粘着テープ」、後者は「布粘着テープ」と呼ぶのが正しいのです。では、本当の「ガムテープ」とは、どんなものかと言いますと、「クラフト粘着テープ」の様にクラフト紙(茶色の紙)をベースに、水溶性の糊材を塗って乾燥させたテープの事を言います。切手のようなものと言ったら、想像しやすいと思います。
荷物を運ぶ段階で
家具などで非常に壊れやすい物がある場合、事前にその旨をおっしゃってください。
以前あったことですが、小さな棚(組立式ではない)でしたが、その方が以前に棚の一部が外れたことがあった箇所を接着剤で固定していた物がありました。私はそのことは知りませんし、事前におっしゃらなかったので、普通に持って運んだところバラバラになってしまいました。その方非常に怒られましたが、接着方法も完全ではなくとりあえず固定してあったような状態でしたので、それを詳しく説明し、その場は事なきを得ましたが、本人的には接着剤は完全だという認識も多少あったみたいでした。
赤帽は300万円までの貨物保険に全車入っておりますが、破損した場合、修理が基本なことと、手続きなど時間(日数)がかかりますのでその間はご使用出来ない期間があります。ご了承下さい。
洗濯機の設置について
洗濯機の設置の時には排水管の左右付け替えや水道の蛇口の接続も行いますが、引越先で時々見受けるのが、水道の蛇口の先端に取り付ける四方からネジで留める接続方法(写真一番左)で、専門業者は問題なく留めるのですが、素人さんが接続した後に引っ越した時にその蛇口の先端の周りに四方からネジで留めるため締めすぎてネジで蛇口の配管が変形していたり、ネジで穴が開いているのがよくあります。本来これは四方からネジで留めるだけではないので強く締めなくてもよいので実際取り付ける際に四方のネジを強く締めすぎて変形している物や、すでにそのネジで穴が開いている、あるいは穴が今にも開きそうな物は取り付けしません。他の赤帽さんや引越業者でも締めすぎたり変形させたりする業者もあります。
大家さんや不動産屋、管理会社の事前の管理ミスやリフォームミスなので、取り付ける段階でこのような蛇口の場合はトラブルを避けるため取り付けは致しません。実際トラブルがありました

それと最近は四方からネジで留めるものと同じ形状の蛇口(写真一番左以外)が設置してあるところがあります。その場合はその金具は必要なく、直接給水ホースを取り付けられますので簡単に接続できます。素人さんの中にはその蛇口に四方からネジで留める金具(写真一番左)を付ける方もいます。その場合は蛇口接続部にネジで傷が付くため次回に直接ホースを付けると水漏れの原因になります。



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